BC州政府予算案に関する報告
Burnaby Board of Trade主催/日本・カナダ商工会議所協賛
Pacific Western Brewing Co. Ltd. 後援
場所: Hilton Vancouver Metrotwon
日時: 2008年2月22日(金) 11:30am~2:00pm
2月22日にBC州バーナビー市のヒルトン・ホテルで、 BC州首相ゴードン・キャンベル氏による【BC州政府予算案に関する講演昼食会】が行なわれた。
バーナビー商工会議所主催、日本・カナダ商工会議所協賛によるもので、 両商工会議所メンバーの他、懇話会、企友会(日系ビジネス)のメンバー、各国政府関係者、 その他ビジネス関係者など300名以上の参加者が集まり、盛大に行なわれた。
大まかな内容は、すでにメディア関係と通して報道されているが、 今回は首相自らがBC州各市の商工会議所などで説明会を行なった。 やはり直接説明を受けると、迫力もあり、本人の心意気も伝わってくるので効果は大きい。
今年の予算案の特徴として、ソーシャル・サービスやホームレス対策、 アジア方面への経済・文化方面、アート関係の施設、ヘルス・ケアなどへの予算を増やし、 特にヘルス・ケア方面には力を入れており20011年予算が9.36ビリオン・ドルであったのに対し、 2008年度は14.844ビリオン・ドル、さらに201010年には16.54ビリオンを予定している。 収入に対する平均課税率も2002年には21.3%であったが、2008年には14.1%となる。
それらを賄い、且つ環境汚染問題の解決という一石二鳥を狙って、カーボン税を増やすというわけであるが、 カーボン税を増やすという事は消費者にとって、ガソリン代も高くなるし、 カーボン税を課せられる企業の商品も高くなるわけであるから、 どの位のメリットが出てくるのかは、作動してみないと分らないような気もする。
日本・カナダ商工会議所はバーナビー・ボード・オブ・トレードと提携しているので、 日系人としてバーナビー市での開催に参加出来て、日系人のアピールとしても非常に意義のあるイベントであった。
レポート:日加商工会議所 妹尾 翠